大学入試共通テストで求められる力と勉強方針

●共通テストの特徴

配点はリーディング100点、リスニング100点の合計200点満点。

〇リーディング

①リアル社会や授業の英語使用場面を意識した出題

(ウェブサイト、ポスター、ホームページ、ブログ、レビュー、グラフ、新聞、

ディベート、プレゼンテーション、ノートテイキングなど)

②時事と意見を見分ける問題

(相対的な形容詞、主観を表す助動詞、Iを主語にした主観的な動詞→認証責任→意見)

③答えが1つではない問題

(1つ以上の選択が可能な問題、言い換える力が重要)

形式:発音問題、文法問題などの廃止。読解語数はセンター試験の約1.3倍。問題文も英語になる。

リーディングのレベルの目安(試行調査から)

英検3級21%、準2級26%、2級53%

→スキャニング、速読、多読が求められる。

〇リスニング

①絵の特徴をつかんで聞き取る問題(文法の知識が問われる)

②グラフ、数字を使った問題

③ノートテイキングをする問題

形式:リスニングの読み上げ速度が若干上がる。1回読みが半分以上になる。

リスニングのレベルの目安(試行調査から)

英検3級24%、準2級27%、2級49%

→リスニングで文法の理解度を聞いている。

英検2級のリスニングより複雑な内容になっているので、早めの対策が必要。

 

●学習のポイント

同じ内容の英語なら聞けると読める。話せると書ける。

聞く英語、話す英語のレベルを上げれば読み書きは相乗的に伸びてくる。

話すために必要な語彙力、英文法をシンプルにイメージで理解し、対話式のトレーニングの中で実

際に聞き、実際に話す練習を重視する。

 

●リスニングの勉強方法

①音を細かく聞き取る力

ディクテーションで聞き取れない個所を分析する。

意味的理由で聞き取れていないのであれば、音と共に覚える。

音声的理由で聞き取れていないのであれば、発音、フォニックス、音声変化に慣れる。

ネイティブの音声を模写した音声トレーニング。

②大まかに情報をつかむ力

パラグラフメモをとる練習。

設問を先に見て、リスニングしながら必要な情報を探す練習。

動画を使ってリスニング

日常的に動画をみることで英語音声から状況を想像することができるようになる。

映像があることで楽しく学習でき、長続きする。

自分のレベルに合ったレベルの興味が持てる映像コンテンツを見つけることが大事。

英検準2級から準1級(VOAやNHKワールド、日本アニメの吹き替え)

英検2級以上(Netflixなどで映画、ドラマ)

英検準1級以上(TED talks)

英検1級以上(CNNやBBC)

③正確に英文を理解する力

英文法や表現は4択問題や整序問題を目標とするのではなく、話したり、書いたりための語彙や

文法を習得する。

 

●リーディングの勉強方法

①速読力

ネイティブの音声と同じ速さで左から右に英語のまま読む

リスニングとリーディングの融合学習(家庭学習)

必ずチャンクごとの意味を考えながら行う。

  1. リピーティング(最初はテキストを見ながら、慣れてきたらテキストを見ないで行う。)
  1. オーバーラッピング(イントネーションの習得。最初はスロー音声で慣れる。)
  1. シャドウイング(イントネーションや反射神経の向上。)
  1. 自分の音読音声をスマホに録音し、ネイティブの音声と比較して改善する。

②多読力

多読用素材のレベル設定が大事。

英検3級から準2級(多読用書籍)

英検2級から準1級(学習者用英字新聞、若者向け小説)

③論理力、検索力

パラグラフの構成を理解する。設問を先に読み、情報を探す訓練をする。

1段階レベルを下げて速く大量に練習する。

④語彙力、文法力

日本語1対1対応ではなく、イメージで理解する。

映像やイラスト、音を使って、例文の中で使い方を把握する。

※「本物の英語力を身につけるために」を参照